理科の傾向と対策~長野県高校入試2012年度版

成績アップ

2011年11月28日 16:02

長野県高校入試の理科は、例年、出題パターンが一定しています。

理科の出題パターン 平成23年度長野県公立高校入試問題より

1 各分野の基礎問題  20点
2 地学         20点
3 生物         20点
4 化学         20点
5 物理         20点

理科は全単元から、均等の配点で出題されています。

したがって、総合的に勉強する必要があります。

ただし、物理・化学・生物・地学の各単元ごとの大問には、出題パターンがあるため、ある程度の予測は可能です。

物理

まず、物理です。

物理では「電流」が、過去問でも多く出題される傾向にありました。

ところが昨年度の理科では、「電流」の問題が大問1の基礎問題を含め、1問も出題されていません。

2年連続で出題されないとは考えにくいため、2012年度の物理の大問は、ずばり「電流」と予想します。

電流をしっかり勉強してください。

教科書に載っている公式を覚えるだけでは不十分です。

長野県の理科では、実験やその結果を読み取る問題が数多く出題されています。

電流は今年度の大本命ですので、応用問題もしっかりとこなしてください。

化学

次に化学です。

小問も含め過去5年間、繰り返し出題されているのが、中2で習う化学変化の単元「化学変化と原子・分子」です。

基礎知識の習得だけでは足りませんから、総合問題を解く練習をして、備えるようにしましょう。

物理と同様に、大問では実験・観察結果を題材に出題されます。

実験道具の使い方や、その理由までも問われることもあります。

日頃から、学校での実験・観察に積極的に取り組むようにしましょう。

物理・化学は、暗記というよりも、数学に近い単元です。

教科書の基礎知識を踏まえたうで、さらに応用問題を、数多く解くようにしてください。

生物・地学は、暗記科目になります。

生物

まず生物です。

生物には「植物の生活と種類」、「動物の生活と種類」、「細胞と生殖・生物のつながり」の3つの単元があります。

過去5年の生物の大問を見てみると、平成19年度「植物」→20年度「動物」→21年度「植物」→22年度「動物」→23年度「植物」と、植物と動物の単元が交互に繰り返して出題されています。

となると、平成24年度は「動物」と予測できます。

動物の単元を中心に、教科書の知識をしっかりと身につけましょう。

植物などの単元も、小問で出される可能性があるため、ひととおり復習しておきましょう。

地学

最後に地学です。

地学には、「大地の変化」「天気の変化」「地球と宇宙」の3つの単元があります。

過去5年の生物の大問を見てみると、平成19年度「大地の変化」→20年度「地球と宇宙」→21年度「天気の変化」→22年度「大地の変化」→23年度「地球と宇宙」となっています。

3つの単元が繰り返し出題されているように見てとれます。

この順番通りであれば、平成24年度は「天気の変化」が、大問として出題されることになります。

過去を振り返ってみても、同じ単元の問題が2年連続で出題されることは、ほとんどないため、「天気の変化」に次ぐ候補は、「大地の変化」と考えられます。

2つの単元を先に勉強して、余力があれば「地球と宇宙」にも手をつけるのが効率的です。

もちろん、出題のパターンは絶対ではありません。

出題される確率が高い単元を中心に、その他の単元についても満遍なく勉強するに越したことはありません。

長野県高校入試 理科の過去問

年度項目 平成23年度 理科 問題冊子 理科 解答用紙 理科 正答・正答例及び評価基準 平成22年度 問題冊子 / 解答用紙 / 正答・正答例及び評価基準 平成21年度 問題冊子 / 解答用紙 / 正答・正答例及び評価基準 平成20年度 問題冊子 / 解答用紙 / 正答・正答例及び評価基準 平成19年度 問題冊子 / 解答用紙 / 正答・正答例及び評価基準 平成18年度 問題冊子 / 解答用紙 / 正答・正答例及び評価基準 平成17年度 問題冊子 / 解答用紙 / 正答・正答例及び評価基準

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